“たいくわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諦觀33.3%
大官33.3%
大患33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し其の心を剪れば、火の氣は張つて來る、そして其の光は明らかになり、其の功は多くなる。一本の蝋燭にも一盞の燈火にも、諦觀たいくわんすれば其の氣の張弛は有る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
草木の花若くは葉を諦觀たいくわんする時は、リンナウスならざるも今の何時に相當するやを知り得るほど、正確に且つ明白に、其の草木の一日の間の氣の張弛を知り得る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今では閑職かんしよくに就いてゐるが、それでも大官たいくわんは大官だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
率先その旗下に參じて忠誠を盡し、大名にも取立てらるべき筈のところ、にはか大患たいくわんを發したのと、日頃隱遁いんとんの志があつたために、身を退いて巣鴨に隱れ、昔乍らの豪士として