“諦觀”のいろいろな読み方と例文
新字:諦観
読み方割合
たいくわん50.0%
あきらめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し其の心を剪れば、火の氣は張つて來る、そして其の光は明らかになり、其の功は多くなる。一本の蝋燭にも一盞の燈火にも、諦觀たいくわんすれば其の氣の張弛は有る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
草木の花若くは葉を諦觀たいくわんする時は、リンナウスならざるも今の何時に相當するやを知り得るほど、正確に且つ明白に、其の草木の一日の間の氣の張弛を知り得る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
徘徊たもとほる象の細目ほそめさか諦觀あきらめの色ものうげに見ゆ
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)