“だいくわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
代官66.7%
大官33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のせ明日みやうにち巳刻迄よつどきまでに當所の御代官だいくわんみのかさ之助殿御役宅やくたくへ召連て罷り出べしと急度きつと申渡し村役人共より預り書面しよめん請取うけとり小猿の中田甚太夫は我手の者共を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
百石ひやくこくでも別當べつたうはこの土地とち領主りやうしゆで、御前ごぜんばれてゐた。した代官だいくわんがあつて、領所りやうしよ三ヶそん政治せいぢつてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
ひるの中に伴建部の兩人より申こしたれども惣右衞門は此節病氣にて起居たちゐも自由ならざれば今宵こよひやしき内へゆきはたらく事能はず又悴重五郎は九月中より御代官だいくわんの供を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
但馬守たじまのかみ着任ちやくにんしてもなく、るところで變死人へんしにんがあつたとき土地とち關係くわんけいで、但馬守たじまのかみ配下はいか與力よりきと、近衞關白家このゑくわんぱくけ役人やくにんともう一ヶしよ何處どこかの代官だいくわんなにかの組下くみしたと、かう三にんそろはなければ
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「いやに込むぢやないか? 誰か大官だいくわんでも立つのかね?」見送に来て呉れた本社の人達もそんなことを言つてゐたが
アカシヤの花 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)