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大旱
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たいかん
ふりがな文庫
“
大旱
(
たいかん
)” の例文
当時の官省は旧思想の人物を以て充たされていたから、新智識を有するものを欲することは
大旱
(
たいかん
)
に
雲霓
(
うんげい
)
もただならずである。
東洋学人を懐う
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
そうして
大旱
(
たいかん
)
に逢った時に、深層の水分を取ることが出来なくなって、枯死してしまう。
鑢屑
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
大旱
(
たいかん
)
の夜のしじま、とでもいうべきものを描いたのである。降れと待つ雨は一向降らず、
今宵
(
こよい
)
も明るい月が澄んでいる。暑に
喘
(
あえ
)
ぐ人はまだ寝かねて、蚊遣を焚きながら月を見ている。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
凡
(
およ
)
そ
是等
(
これら
)
は当時の古風家に嫌われる事であるが、幸に私の著訳は世間の人気に役じて渇する者に水を与え、
大旱
(
たいかん
)
に夕立のしたようなもので、その売れたことは実に驚く程の数でした。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
洪水
(
こうずい
)
天に
滔
(
はびこ
)
るも、
禹
(
う
)
の功これを治め、
大旱
(
たいかん
)
地を
焦
(
こが
)
せども、
湯
(
とう
)
の徳これを
済
(
すく
)
えば、数有るが如くにして、
而
(
しか
)
も数無きが如し。
秦
(
しん
)
の始皇帝、天下を一にして
尊号
(
そんごう
)
を称す。
威燄
(
いえん
)
まことに当る
可
(
べ
)
からず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“大旱”の意味
《名詞》
大 旱(たいかん)
長期間雨が降らず、ひどい日照りとなること。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
旱
漢検1級
部首:⽇
7画
“大旱”で始まる語句
大旱魃