この国が致命的な困難に際会しようとも、そのために僕はますます、世界におけるわれわれの使命をあくまで慢りつづけるだろう。
別に急ぎもせずに揚々と歩きながら、樹木の新芽をながめたり、通り過ぎる小娘の衣裳をながめたりしていた。そして慢らかに言っていた。
“慢”の解説
慢(まん)とはサンスクリット語のMāna(マーナ)に由来し、仏教が教える煩悩のひとつである。他人と比較して思い上がることを言う。慢は渇愛(タンハー)より生まれる。 俗に我慢といい、我が身をのみ頼みて人を侮るような心を指す。
慢は以下として取り上げられている。
大乗仏教における五毒のひとつ
大乗仏教アビダルマにおける、6つの煩悩心所のひとつ(貪・瞋・癡・慢・疑・悪見)
上座部仏教アビダルマにおける、14の不善心所のひとつ
上座部仏教における十結のひとつ
倶舎論における八不定地法(尋・伺・眠・侮・貪・瞋・癡・悪見)ひとつ
(出典:Wikipedia)
慢は以下として取り上げられている。
(出典:Wikipedia)