“百日鬘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゃくにちかずら80.0%
ひやくにちかつら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔じゅう繃帯に覆われ、月代さかやきは、百日鬘ひゃくにちかずらのように伸び放題。狂的に光りかがやく眼が、いつも凝然じっと千浪を見守って。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
結局が百日鬘ひゃくにちかずら青隈あおぐま公卿悪くげあくの目を睨合にらみあいの見得みえで幕となったので、見物人はイイ気持に看惚みとれただけでよほどな看功者みごうしゃでなければドッチが上手か下手か解らなかった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
きん小鳥ことりのやうないたいけな姫君ひめぎみは、百日鬘ひやくにちかつら山賊さんぞくがふりかざしたやいばしたをあはせて、えいるこえにこの暇乞いとまごひをするのであつた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)