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百日鬘
読み方 | 割合 |
ひゃくにちかずら | 80.0% |
ひやくにちかつら | 20.0% |
顔じゅう繃帯に覆われ、
月代は、
百日鬘のように伸び放題。狂的に光りかがやく眼が、いつも
凝然と千浪を見守って。
結局が
百日鬘と
青隈の
公卿悪の目を
剥く
睨合いの
見得で幕となったので、見物人はイイ気持に
看惚れただけでよほどな
看功者でなければドッチが上手か下手か解らなかった。
金の
小鳥のやうないたいけな
姫君は、
百日鬘の
山賊がふりかざした
刃の
下に
手をあはせて、
絶えいる
声にこの
世の
暇乞をするのであつた。