“大銭”のいろいろな読み方と例文
旧字:大錢
読み方割合
おおぜに50.0%
だいせん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃のお触書ふれがき。士農工商ある中に、両替仲間相場立ち、大銭おおぜに小銭こぜにを打並べ出しゃ、お白洲しらすでしかりゃせぬ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それはどうかしらん——彼女もまた一枚の子供用の真赤な瓦斯織がすおり単衣物ひとえものを買ったが、まだちょっと手を通したばかりの物がたった三百大銭だいせんの九二さしであった。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)