“触書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふれがき90.0%
ふれ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という触書ふれがきが廻った。そして、その日から千坂家の者が各屋敷をめぐり、びしびしと督促とくそくしてすべての貯蔵米を城へ運びこんでしまった。
城を守る者 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
このたびの大火にあたって、いつぞや、宇津木兵馬が触書ふれがきを読んだ高札場こうさつばのあたりだけが、安全地帯でもあるかのように、取残されておりました。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「最近浪人取り締まりについて、もっと徹底した触書ふれを出そうとこう思っているのだよ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そのお触書ふれは安永三年、たしか春頃にお出しなされましたはずで」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)