ぐし)” の例文
雛鶏ひなどり家鴨あひると羊肉の団子だんごとをしたぐし三本がしきりにかやされていて、のどかに燃ゆる火鉢ひばちからは、あぶり肉のうまそうなかお
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
砂利場使いのパイスケ二百本ぐしが一人前の仕事。舟から河岸へ一荷ごとに担いでゆく度、小頭から竹箆たけべら一本ずつ渡されて、それが夕方の勘定高になる。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)