“つらぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
97.2%
0.9%
0.9%
貫徹0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奧へ入つて見ると、後添のお國は、まゝしい二番目娘お雪の部屋で、床の中に入つたまゝ、見事に喉笛をつらぬかれて死んでをりました。
余の郷里にはホゴ、メバルなどいふ四、五寸ばかりの雑魚ざこくずつらぬいて売つて居る。さういふのを煮て食ふと実にうまい。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
東北地方は既に厳霜凄風げんそうせいふうたれて、ただ見る万山ばんざんの紅葉はさながらに錦繍きんしゅうつらぬるが如く、到処秋景惨憺いたるところしゅうけいさんたんとして、蕭殺しょうざつの気が四隣あたりちているこうであった、ことにこの地は東北に師団を置きて以来
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
とにかく、米原雲海氏などとは違った畑の人であって、貫徹つらぬいては出来ない側の類です。