“幣束”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいそく93.3%
しで6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御酒徳利が一対、それから赤青黄の紙を刻んだ、小さな幣束へいそくが三四本、恭しげに飾ってある、——その左手の縁側の外は、すぐに竪川の流でしょう。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この幣束へいそくで、おはらいをしてもらったのだか、祓い出されたのだか、二人はほどなく小屋の外へ出てしまいました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
幣束しでも要る、みんなと相談して調ととのえてくれ
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)