“へいそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屏息46.2%
閉塞29.2%
幣束21.5%
蔽塞1.5%
閉息1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多少は冒す場合があるでしょう。その場合には冒されたものが、屏息へいそくし得るように、冒す方に偉大な特色がなければならぬのであります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
広瀬中佐は日露戦争のときに、閉塞へいそく隊に加わってたおれたため、当時の人から偶像アイドル視されて、とうとう軍神とまであがめられた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この幣束へいそくで、おはらいをしてもらったのだか、祓い出されたのだか、二人はほどなく小屋の外へ出てしまいました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
支那における考証学亡国論の如きは、もとより人文じんぶん進化の道を蔽塞へいそくすべき陋見ろうけんであるが、考証学者中に往々修養のない人物をだしたという暗黒面は、その存在を否定すべきものではあるまい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と一かつすれば捕手とりての者も閉息へいそくする。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)