“人文”の読み方と例文

読み方	割合
じんぶん	100.0%

じんぶん

冀北（きほく）の強国、袁紹（えんしょう）が亡びてから今年九年目、人文（じんぶん）すべて革（あらた）まったが、秋去れば冬、冬去れば春、四季の風物だけは変らなかった。

三国志：08 望蜀の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

今でさえそれほどでなければ、人文（じんぶん）の発達した未来即（すなわ）ち例の一大哲学者が出て非結婚論を主張する時分には誰もよみ手はなくなるぜ。いや君のだから読まないのじゃない。

吾輩は猫である (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)

支那における考証学亡国論の如きは、固（もと）より人文（じんぶん）進化の道を蔽塞（へいそく）すべき陋見（ろうけん）であるが、考証学者中に往々修養のない人物を出（い）だしたという暗黒面は、その存在を否定すべきものではあるまい。

渋江抽斎 (新字新仮名) ／ 森鴎外(著)

“人文”の意味

《名詞》
人文（じんぶん、じんもん）

人類の文化。

文明。文物。

人に関する事柄。
(出典:Wiktionary)

“人文（人文科学）”の解説

人文科学（じんぶんかがく、en: humanities, liberal arts）は、正式には人文学（じんぶんがく、en: humanities zh: 人文学科）であり、自然科学・社会科学という分類が先に確たる学問分野となったことで新たに作り出された、どちらにも属さない学問分野の総称リベラル・アーツ#現代のリベラル・アーツ。人文学部(人文科学部)はFaculty of Humanitiesと英訳される。
多数ある学問の分類法のひとつで、以下の場合に人文科学（人文学）という分類名が使われる。
(出典:Wikipedia)

人	常用漢字 小１ 部首:⼈ 2画
文	常用漢字 小１ 部首:⽂ 4画