たばね)” の例文
しろと大音だいおんのゝしられし惣内源藏の兩人は今更何とも言葉なく穴へもいりたき樣子なりされどもおふか九郎兵衞は双方さうはうより進出コレ此方は藤八殿とやら千五百石のたばねもする庄屋役を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これはしからん事を仰しゃる、貴方は此の浦賀中で男達おとこだてとか侠客とか人がお前様まえさんを尊敬する所の現在名主役をも勤めて立派なお方、物のたばねをもなさる方で礼儀作法もお心得であろうのに
村にちかき所は皆きりつくしてたま/\あるも足場あしきゆゑ、山一重ひとへこえて見るに、薪とすべき柴あまたありしゆゑ自在じざいきりとり、雪車そり哥うたひながら徐々しづかにたばね、雪車につみて縛つけ山刀やまかたなをさしいれ
わかし延べは、たばねである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)