何うも大袈裟の議論が多い。やれ国民的自覚とか、国民的同化とか、読んで見れば一応は筋道はわかつてゐるが、要するに筋で、肉でない。内容は頗る貧弱で、抽象的の断定ばかり下してゐる。かういふ抽象論は、明治以来何遍文壇に繰返されたか知れないけれど、遂 …
| 著者 | 田山録弥 |
| 著者 | 田山花袋 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「太陽 第二十二巻第九号」1916(大正5)年6月28日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約13分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約22分(300文字/分) |