“をはり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
37.8%
最後13.3%
終焉13.3%
最終11.1%
尾張6.7%
2.2%
小張2.2%
2.2%
2.2%
終結2.2%
結末2.2%
絶滅2.2%
臨終2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロレ さうした過激くわげき歡樂くわんらくは、とかく過激くわげきをはりぐる。煙硝えんせうとが抱合だきあへばたちま爆發ばくはつするがやうに、勝誇かちほこ最中さなかにでもほろせる。
稚い時からの恋の最後をはりを、其時、二人は人知れず語つたのだ。……此追憶おもひでは、流石に信吾の心をかろくはしない。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
興義これより病えて、はるかの後八三天年よはひをもてまかりける。其の終焉をはりに臨みて、ゑがく所の鯉魚数枚すまいをとりてうみちらせば、画ける魚八四紙繭しけんをはなれて水に遊戯いうげす。ここをもて興義が絵世に伝はらず。
姿平常つねにまさり最終をはりの時にもまさるばかり、その目清くたのしげなりき 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
尾張をはり停車場ステーシヨン乗組員のりくみゐん言合いひあはせたやうに、不残のこらずりたので、はこなかにはたゞ上人しやうにんわたし二人ふたりになつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
庶妹ままいも豐御食炊屋とよみけかしぎや比賣の命に娶ひて、生みませる御子、靜貝しづかひの王、またの名は貝鮹かひだこの王、次に竹田の王、またの名は小貝をがひの王、次に小治田をはりだの王、次に葛城の王、次に宇毛理うもりの王、次に小張をはりの王
大抵新聞紙を読むには、読んではじめよりをはりに至るものでは無い。一二面を読んで三面を読まぬ人がある。三面を読んで一二面を読まぬ人がある。新作小説を読むものは講談を読まない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
待居まちゐたり半兵衞はやがて歸り來り偖々さて/\御太儀なりしお小僧にも臺所だいどこへ行て食事仕玉へと云ひければ寶澤はうれ下行おりゆき食事もをはりける頃感應院も祈祷きたう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
諸君! これでこの話は終結をはりである。けれどなほ一言、諸君に聞いて貰はなければならぬ事がある。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
信吾去り、志郎去り、智恵子去り、吉野去つて、夏二月の間に起つた種々いろいろ事件ことがらが、一先ひとま結末をはりを告げた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
最早もう絶滅をはりぢゃと宣告せんこくせい! あの二人ふたりにゃったなら、きてゐる甲斐かひはない!