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終
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をはり
ふりがな文庫
“
終
(
をはり
)” の例文
有爲轉變
(
うゐてんぺん
)
の世の中に、只〻最後の
潔
(
いさぎよ
)
きこそ肝要なるに、天に
背
(
そむ
)
き人に離れ、いづれ
遁
(
のが
)
れぬ
終
(
をはり
)
をば、
何處
(
いづこ
)
まで
惜
(
を
)
しまるゝ一門の人々ぞ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
ロレ さうした
過激
(
くわげき
)
の
歡樂
(
くわんらく
)
は、とかく
過激
(
くわげき
)
の
終
(
をはり
)
を
遂
(
と
)
ぐる。
火
(
ひ
)
と
煙硝
(
えんせう
)
とが
抱合
(
だきあ
)
へば
忽
(
たちま
)
ち
爆發
(
ばくはつ
)
するがやうに、
勝誇
(
かちほこ
)
る
最中
(
さなか
)
にでも
滅
(
ほろ
)
び
失
(
う
)
せる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
添て持來りければ是は御世話と云ながら夫婦は
頓
(
やが
)
て一合の酒を
飮
(
のみ
)
飯
(
めし
)
も
食
(
くひ
)
終
(
をはり
)
て身支度をし
乍
(
なが
)
ら御亭主是から江戸迄何里あるやと問ひけるに亭主は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
若
(
も
)
しや
哀
(
あは
)
れな勞働者は其の唄の
終
(
をは
)
らぬ
中
(
うち
)
、
惡魔
(
あくま
)
のやうな機械の
運轉
(
うんてん
)
の
渦中
(
くわちう
)
に
身躰
(
からだ
)
を
卷込
(
まきこ
)
まれて、唄の
文句
(
もんく
)
の其の
通
(
とほ
)
り、
長
(
なが
)
くもない
生涯
(
しようがい
)
の
終
(
をはり
)
を
告
(
つ
)
げたのではあるまいか。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
余
(
よ
)
答
(
こたへ
)
てまづ
食
(
しよく
)
終
(
をはり
)
てテンプラの
来由
(
らいゆ
)
を
語
(
かたる
)
べしといひつゝ
鮏
(
さけ
)
のてんぷらを
飽
(
あく
)
までに
喰
(
しよく
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
院長
(
ゐんちやう
)
は
終
(
をはり
)
の
問
(
とひ
)
には
赤面
(
せきめん
)
して。『いや、
那
(
あれ
)
は
病人
(
びやうにん
)
です、
然
(
しか
)
し
面白
(
おもしろ
)
い
若者
(
わかもの
)
で。』と
答
(
こた
)
へた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
尤も、近藤勇が五稜郭で戦死してゐたら、
終
(
をはり
)
を全うした事になるのは勿論である。
大衆維新史読本:07 池田屋襲撃
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
おのれ善をなして、おのれその
報
(
むく
)
ひの来るを待つは
直
(
なほ
)
きこころにもあらずかし。又
悪業
(
あくごふ
)
慳貪
(
けんどん
)
の人の
富
(
と
)
み
昌
(
さか
)
ふるのみかは、
寿
(
いのち
)
めでたくその
終
(
をはり
)
をよくするは、
一〇四
我に
異
(
こと
)
なることわりあり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
靄こそ
默
(
もだ
)
せ、日の
終
(
をはり
)
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
始
(
はじめ
)
ある物は
終
(
をはり
)
あり。
カンタタ
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
終
(
をはり
)
の
晴
(
はれ
)
の勝負せむ。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
哀
(
かな
)
しき
終
(
をはり
)
堪へがたし
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
終
(
をはり
)
はすべて
枯草
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
斯
(
かく
)
て
參向
(
さんかう
)
の公家衆例年の通り八幡宮御
寶前
(
はうぜん
)
に於て御
神拜
(
しんはい
)
終
(
をはり
)
御式路淀の城下に差掛られしが茲に
木津川
(
きづがは
)
淀川
(
よどがは
)
桂川
(
かつらがは
)
と云ふ三所の大川あり是に大橋小橋孫橋といへる三橋を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
余
(
よ
)
答
(
こたへ
)
てまづ
食
(
しよく
)
終
(
をはり
)
てテンプラの
来由
(
らいゆ
)
を
語
(
かたる
)
べしといひつゝ
鮏
(
さけ
)
のてんぷらを
飽
(
あく
)
までに
喰
(
しよく
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
而
(
さう
)
して
死
(
し
)
が
各人
(
かくじん
)
の
正當
(
せいたう
)
な
終
(
をはり
)
であるとするなれば、
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
に
人々
(
ひと/″\
)
の
死
(
し
)
の
邪魔
(
じやま
)
をするのか。
假
(
かり
)
にある
商人
(
しやうにん
)
とか、ある
官吏
(
くわんり
)
とかゞ、五
年
(
ねん
)
十
年
(
ねん
)
餘計
(
よけい
)
に
生延
(
いきの
)
びたとして
見
(
み
)
た
所
(
ところ
)
で、
其
(
そ
)
れが
何
(
なん
)
になるか。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
終
(
をはり
)
の
晴
(
はれ
)
の勝負せむ。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
七〇
終
(
をはり
)
の
話
(
はなし
)
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
勵
(
はげむ
)
ゆゑに山伏といふ又
修驗
(
しゆけん
)
といツパ
其修行
(
そのしゆぎやう
)
終り修行
滿
(
みち
)
たる後の
本學
(
ほんがく
)
とあれば難行苦行をなし
修行
(
しゆぎやう
)
終
(
をはり
)
て後の
本名
(
ほんみやう
)
なり
故
(
かるがゆゑ
)
に十
界
(
かい
)
輪宗
(
りんしう
)
の
嘲言
(
てうげん
)
に
徹
(
てつ
)
すれば
厭
(
いと
)
ふべき
肉食
(
にくじき
)
なし
兩部
(
りやうぶ
)
不二の法水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
よく人に
馴
(
なれ
)
てはなはだ
愛
(
あいす
)
べきもの也。こゝかしこに持あるきしがその
終
(
をはり
)
をしらず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
始
(
はじめ
)
なり、
終
(
をはり
)
なり。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“終”を含む語句
始終
終夜
終日
臨終
終局
最終
終焉
終始
終了
始中終
終末
終宵
終幕
命終
末始終
終生
初中終
終身
終極
一部始終
...