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終焉
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をはり
ふりがな文庫
“
終焉
(
をはり
)” の例文
わが目こゝに見えずなりぬ、わが
終焉
(
をはり
)
の詞はマリアの名なりき、われこゝに倒れ、殘れるものはたゞわが肉のみ 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
興義これより病
愈
(
い
)
えて、
杳
(
はるか
)
の後
八三
天年
(
よはひ
)
をもて
死
(
まか
)
りける。其の
終焉
(
をはり
)
に臨みて、
画
(
ゑが
)
く所の鯉魚
数枚
(
すまい
)
をとりて
湖
(
うみ
)
に
散
(
ちら
)
せば、画ける魚
八四
紙繭
(
しけん
)
をはなれて水に
遊戯
(
いうげ
)
す。ここをもて興義が絵世に伝はらず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
さうしてやがて 私の日の
終焉
(
をはり
)
にも 私は自分を想ひたい
閒花集
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
よしんばこれが人間の
終焉
(
をはり
)
であればとて
風は草木にささやいた:01 風は草木にささやいた
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
終焉
(
をはり
)
の影を
依々
(
いゝ
)
たる
わなゝき
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
▼ もっと見る
彼曰ふ、
終焉
(
をはり
)
の日未だ至らざるに汝をこゝに導くは何の運何の
定
(
ぢやう
)
ぞや、また道を教ふるこの者は誰ぞや 四六—四八
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
惆
(
いとほ
)
しさのあまりに、老が手づから土を運びて
柩
(
ひつぎ
)
を
蔵
(
をさ
)
め、其の
終焉
(
をはり
)
に残し給ひし
一四八
筆の跡を
壠
(
つか
)
のしるしとして、
一四九
蘋蘩行潦
(
みづむけ
)
の祭も心ばかりにものしけるが、翁もとより筆とる
事
(
わざ
)
をしもしらねば
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“終焉”の意味
《名詞》
生命が終わりを迎えること。また、そのとき。臨終。末期。最期。
物事の終わり。
(出典:Wiktionary)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
焉
漢検1級
部首:⽕
11画
“終焉”で始まる語句
終焉地
終焉記
終焉説