最終をはり)” の例文
小使が振鳴らす最終をはりの鈴の音は、其時、校内に響き渡つた。そここゝの教室の戸を開けて、後から/\押して出て来る少年の群は、長い廊下に満ちあふれた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
姿平常つねにまさり最終をはりの時にもまさるばかり、その目清くたのしげなりき 五五—五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
もう、己の家は最終をはり
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
時間表によると、其日の最終をはりの課業が唱歌であつた。唱歌の教師は丑松から高等四年の生徒を受取つて、足拍子揃へさして、自分の教室の方へ導いて行つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
かの福なる焔最終をはりことばをいへるとき、聖なる碾石ひきうすたゞちに𢌞めぐりはじめたり 一—三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
家は最終をはり
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
家は最終をはり
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)