最後をはり)” の例文
汝はこゝにて天堂の二隊ふたていくさをともに見るべし、しかしてその一隊ひとてをば最後をはり審判さばきの時汝に現はるゝその姿にて見む。 四三—四五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
稚い時からの恋の最後をはりを、其時、二人は人知れず語つたのだ。……此追憶おもひでは、流石に信吾の心をかろくはしない。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ねがはくはわが命の最後をはりまで
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
最後をはりの影か
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
この最後をはりの事は、愛する主よ、我等ぎまつるに及ばざれども、かくするはげに己の爲にあらずしてあとに殘れる者のためなり。 二二—二四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ああこれや、最後をはりの日
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
まづ歌ひつゝ空に漂ふ可憐いとほし雲雀ひばりが、やがて自ら最後をはりふしのうるはしさにで、心足りてもだすごとく 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
次で最後をはりいとちかく踊り𢌞めぐる二のむれ主權ブリンチパーティ首天使アルカンゼリにて、最後をはりにをどるは、すべて樂しき天使なり 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)