化粧おしまい)” の例文
何しろと目見たいと云いますから、そんならばと云うので娘に話し、損料を借りて来る、湯に往って化粧おしまいをする、漸く出来上った。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そんな風に致しましたら、わたくしはやっぱり段々に扮装みなりなんぞは構わなくなりまして、化粧おしまいも致さないようになりますのでございましょう。
と云っている処へ出てまいりましたはお雪という政七の妹娘いもとむすめでございます。正月の事ゆえこってりと化粧おしまいが出来、結構な着物を着て居りますから猶更なおさら美しく見えます。