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臨終
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おしまい
ふりがな文庫
“
臨終
(
おしまい
)” の例文
白粉
(
おしろい
)
をつけぬがめつけ
物
(
もの
)
なれど
丸髷
(
まるまげ
)
の
大
(
おほ
)
きさ、
猫
(
ねこ
)
なで
聲
(
ごゑ
)
して
人
(
ひと
)
の
死
(
し
)
ぬをも
搆
(
かま
)
はず、
大方
(
おほかた
)
臨終
(
おしまい
)
は
金
(
かね
)
と
情死
(
しんじう
)
なさるやら、
夫
(
そ
)
れでも
此方
(
こち
)
どもの
頭
(
つむり
)
の
上
(
あが
)
らぬは
彼
(
あ
)
の
物
(
もの
)
の
御威光
(
ごいくわう
)
、さりとは
欲
(
ほ
)
しや
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何と御覧じたか田中屋の後家さまがいやらしさを、あれで年は六十四、
白粉
(
おしろい
)
をつけぬがめつけ物なれど
丸髷
(
まるまげ
)
の大きさ、猫なで声して人の死ぬをも
搆
(
かま
)
はず、大方
臨終
(
おしまい
)
は金と
情死
(
しんじう
)
なさるやら
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“臨終”の解説
臨終(りんじゅう)とは、人が死を迎える直前の時期をいう。臨命終時(りんみょうしゅうじ)の略語。古来、この危機的な時期を巡って、死の受入れと死の看取りに関する様々な慣習と文化が生み出されてきた。
(出典:Wikipedia)
臨
常用漢字
小6
部首:⾂
18画
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“臨終”で始まる語句
臨終正念
臨終引導生極楽