最後おしまい)” の例文
そうして最後おしまいには自分が可愛いと思っている相手を、自分の手にかけてなぶり殺しか何かにしてしまわなくちゃ、気が済まないようになるんですってさあ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
其先さきを僕が言おうか、こうでしょう、最後おしまいにその少女むすめ欠伸あくび一つして、それで神聖なる恋が最後おしまいになった、そうでしょう?」と近藤も何故なぜか真面目で言った。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
うたうと、その一人ひとりも、とうとう仕事しごとめました。そしてこのおとこは、最後おしまいだけしかかなかった。