“若後家”の読み方と例文
読み方割合
わかごけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
流水りうすゐあにこゝろなからんや。ことばかはすと、かくさずつた。おかうちやんのかたところによれば、若後家わかごけだ、とふ。若旦那わかだんなおもつぼ
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ところが四、五年しましてから御亭主に死に別れまして二十二、三のとしにはもう若後家わかごけになっていたのでござります。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
喜兵衛は納得して幸手へ行き、若後家わかごけの入夫となって先夫の子を守育て、傾き掛った身代を首尾よく盛返もりかえした。