“みょうもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名聞97.2%
妙文2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いえ私などは旅の商人あきんど、このような大家のお嬢様と、そんな噂が立とうものなら願ってもない身の名聞みょうもん、有難いくらいでございますよ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
芸妓げいしゃにしたという素敵な玉だわ……あんなのが一人、里にいれば、里の誉れ、まあさね、私のうちへ出入りをすれば、私の内の名聞みょうもんですのよ。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
弁信法師は得意になって、この妙文みょうもんをほしいままに語って退けました。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)