“桑門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうもん60.0%
さうもん20.0%
よすてびと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがし年来桑門そうもん同様の渡世致しおり候えども、根性こんじょうは元の武士なれば、死後の名聞みょうもんの儀もっとも大切に存じ、この遺書相認あいしたため置き候事に候。
長順 思へば女一人のために、身を殺さむは、さすが世間の手前、人の思はくも恥かしく、此世ながらの梵涅槃ぼんねはん桑門さうもんの道に入りもしたれ、そなたと分れて四年よとせの間……
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
さあ菓子も挟んではやらぬから勝手に摘んで呉れ、と高坏たかつき推遣りて自らも天目取り上げ喉を湿うるほしたまひ、面白い話といふも桑門よすてびとの老僧等には左様沢山無いものながら
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)