“自嘲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じちょう97.4%
じてう2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死ぬるばかりの猛省と自嘲と恐怖の中で、死にもせず私は、身勝手な、遺書と称する一の作品に凝っていた。これが出来たならば。
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
こんどは、哄然たる声を、官兵衛は暗やみへ放った。そして詩でも吟じるがごとく、自嘲の感を、ひとり壁に向って云っていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
病の絶望の底につて、自嘲めいたこの言葉が、いまの加野の一切なのだと、ゆき子は加野へ対して、同情しないではゐられなかつたが、現実に逢つた加野へ対しては
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)