“刀柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つか66.7%
かたな16.7%
とうへい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍「亭主や、其処そこの黒糸だか紺糸だか知れんが、あの黒い色の刀柄つか南蛮鉄なんばんてつつばが附いた刀は誠にさそうな品だな、ちょっとお見せ」
憤怒と屈辱とに、ドス赤くなって、たまらず刀柄かたなに手をかけて、鯉口を切ろうとする——仲間の剣客も、そのうしろに、今は、いつでも抜き放とう気勢——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
宮部たわむれて曰く、「君何ぞそれ商骨にむ、一にここに到る」と。彼れ艴然ふつぜん刀柄とうへいして曰く、「何ぞ我を侮辱するや」と。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)