“長柄刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながまき50.0%
ながえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長柄刀ながまきと竹槍は、雪の山へへばりつきながら、後をけた。——だが騎馬の武者は余りにも平然としていた。落武者らしい恟々きょうきょうした気くばりも見えないのだ。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、町屋のうまやで物音が聞え、馬のうしろで二本の長柄刀ながまきの刃が光った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雀百までのたとえのとおり、未だにすがたもあらたまらないで、高木履たかぼくりをはき、大太刀を横たえているのがあるし、長柄刀ながえを小脇に持っているのもある。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとりの大法師が、長柄刀ながえの先で、使いにやった仲間僧と稚児僧とを追い払った。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)