“ながまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長巻70.0%
長巻刀20.0%
長柄刀10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声に応じて四天王、パッと正面へ躍り出るや、朱雀四郎は長巻ながまきを構え、玄武三郎はやりをしごき、白虎太郎は弓を握り鏑矢かぶらやをつがえて引き絞った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少年林崎甚助は、それからよけい声を張って良く書を読み、外へ出ては、身丈に過ぎた長巻刀ながまきって、丈余の樹のこずえを、跳び斬りに斬って落した。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長柄刀ながまきと竹槍は、雪の山へへばりつきながら、後をけた。——だが騎馬の武者は余りにも平然としていた。落武者らしい恟々きょうきょうした気くばりも見えないのだ。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、町屋のうまやで物音が聞え、馬のうしろで二本の長柄刀ながまきの刃が光った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)