長巻刀ながまき)” の例文
と、止まったが、同時に、それを守る七名ばかりの郎党は、怪しみの眼をそろえて、長巻刀ながまきを向けたり、弓に矢をつがえかけたりした。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少年林崎甚助は、それからよけい声を張って良く書を読み、外へ出ては、身丈に過ぎた長巻刀ながまきって、丈余の樹のこずえを、跳び斬りに斬って落した。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長巻刀ながまきなどの揃い立った一群の兵馬が見下ろされた。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)