長柄刀ながまき)” の例文
長柄刀ながまきと竹槍は、雪の山へへばりつきながら、後をけた。——だが騎馬の武者は余りにも平然としていた。落武者らしい恟々きょうきょうした気くばりも見えないのだ。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、町屋のうまやで物音が聞え、馬のうしろで二本の長柄刀ながまきの刃が光った。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほかにも、長柄刀ながまきを持ったのが二人ほど、自分のほうをにらんでいる。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)