から)” の例文
「ま、何てえ大きな聲をするんだろう。」とおふくろは、些と眉をひそめ、「からは大きくツても、尚だカラ赤子ねんねなんですから。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
しかし、球台たまたいたま、キユウ、チヨウク、おきやくの人から建物たてものかんじ、周圍しうい状態ぜうたい經營者けいえいしや經營振けいえいふり——さうした條件ぜうけんがいい持にそろふのはじつ困難こんなんな事なので
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
必ず逃る丈の悪い事が有るからです、既に悪い事があれば恨まれるのは当前あたりまえです、自分でさえ悪いと思って逃出す程の事柄を先方が恨まぬ筈は有ません(荻)それそう
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
海布からりて燧臼ひきりうすに作り、海蒪こもの柄を燧杵ひきりぎねに作りて、火をり出でて二五まをさく
成るほど一理屈あるテ(大)サア一理屈あると仰有るからは貴方もう半信半疑と云う所までこぎつけました貴方が半信半疑と来れば此方の者です私しも是だけ発明した時はだ半信半疑で有たのです
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
そのすこし前に芥川龍之介さんのたくはじめておにかかつて想像そうぞうとはまるでちがつたじつ持のいい人からかんじ入つたものだつたが、球突たまつきあひ手としてあんな持のいい印象いんせうを留めてゐる人は先づめづらしい。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)