“ハンドル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
把手97.0%
握り1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は目をつむつて水あげポンプの把手ハンドルにぶらさがつて、曳哉々々とあをつてゐたが、薄目をあくと、もう灯りの点いた浴室の硝子戸に
三四郎は握りハンドルつた儘、——かほを戸のかげから半分部屋のなかに差し出した儘、此刹那の感に自己みづから放下し去つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
うしろから看護婦が草履のおとを立てゝ近付ちかづいて来た。三四郎は思ひ切つて戸を半分程けた。さうしてなかにゐる女と顔を見合せた。(片手かたて握りハンドルつた儘)
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
妹のことを考えたり、ハンドルオルガンの遠い音を聞いたり、夢想にふけったり、あるいは、これこれの仕事を仕上げるには、これだけの金をもうけるには、幾日くらいかかるかと長い間勘定した。