“をかしい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
可怪50.0%
可笑50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とはつたけれども、黒猫くろねこはざらにある、べつ可怪をかしいともおもはなかつたのが、きずてからたまらなくになりした。しかも、たれたをとこ齒向はむいて、ウヽとつめぐのでない。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
鹿川先生と同じく、此校創立以来既に三十年近く勤続して居る正直者、歩振あるきぶり可笑をかしいところから附けられた、『家鴨あひる』といふ綽名あだなをも矢張三十年近く呼ばれて居る阿部老小使である。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)