可笑をかしく)” の例文
おとさぬやう可笑をかしくもあらぬことにまで笑ひなぐさめ居たりしが兎角とかく藥の効驗しるしもなく夏もさり秋も過てはや其年もくれになりけれども一向にしるしも見えずかくて居ることすでに一年餘りに成ければ路用ろようたくはへとてもお花が所持しよぢせし百兩は惡漢わるものに奪ひ取れ友次郎がもちし百兩も岡山を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)