“らくがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楽書65.1%
落書30.2%
楽落2.3%
樂書2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は悪戯好いたずらずきで反抗的な子供であった。教室では傍視わきみをしたり、隣の生徒に相手になったり、楽書らくがきをしたりばかりしていた。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)
見て其そで落書らくがきいたし候由其儀は只今兩人の者より申上候通りなり然るを私し不思議にも本學院の住職ぢうしよくより右樣の次第をうけたまはり及び候に付其以來それいらい種々いろ/\手をかへしな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のつそつしながらすすびたる行燈あんどんの横手の楽落らくがきよめば山梨県士族山本勘介やまもとかんすけ大江山おおえやま退治の際一泊と禿筆ちびふであと、さては英雄殿もひとり旅の退屈に閉口してのおんわざくれ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
腰板のところ/″\にある樂書らくがきを讀んでゐた小池は、う言つて笑つた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)