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『六白金星』
ふりがな文庫
『
六白金星
(
ろっぱくきんせい
)
』
楢雄は生れつき頭が悪く、近眼で、何をさせても鈍臭い子供だつたが、ただ一つ蠅を獲るのが巧くて、心の寂しい時は蠅を獲つた。蠅といふ奴は横と上は見えるが、正面は見えぬ故、真つ直ぐ手を持つて行けばいいのだと言ひながら、あつといふ間に掌の中へ一匹入れ …
著者
織田作之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
女中
(
メイド
)
黝
(
あをぐろ
)
宛
(
づつ
)
冷
(
ひやや
)
均衡
(
バランス
)
誌
(
シル
)
饗応
(
きやうおう
)
例
(
ため
)
凌辱
(
リヨウジヨク
)
重宝
(
ちようはう
)
外
(
そ
)
猥
(
わい
)
癒
(
なほ
)
妄想
(
まうさう
)
宛
(
あて
)
後
(
うしろ
)
招聘
(
せうへい
)
易
(
えき
)
樺太
(
カラフト
)
歯
(
ぱ
)
咄嗟
(
とつさ
)
喋
(
しやべ
)
因循
(
いんじゆん
)
堆高
(
うづたか
)
夙川
(
しゆくがは
)
尤
(
もつと
)
恰好
(
かつかう
)
折檻
(
せつかん
)
智慧
(
ちゑ
)
欺
(
だま
)
洒落
(
しやれ
)
為替
(
かはせ
)
無垢
(
ムク
)
燐寸
(
マツチ
)
獲
(
と
)
相性
(
あひしやう
)
眩暈
(
めまひ
)
瞠
(
みひら
)
硬張
(
こはば
)
私淑
(
ししゆく
)
笑窪
(
ゑくぼ
)
胡椒
(
こせう
)
表面
(
うはべ
)
許
(
ばか
)
随
(
つ
)
鯛
(
たひ
)
不憫
(
ふびん
)
仮面
(
めん
)
佇
(
たたず
)
凄
(
すご
)
博奕
(
ばくち
)
口説
(
くど
)
呆
(
あき
)
呶声
(
どせい
)
呶鳴
(
どな
)
呼鈴
(
よびりん
)
唸
(
うな
)
啜
(
すす
)
嗤
(
わら
)
四緑
(
しろく
)
天満
(
てんま
)
妾
(
めかけ
)
娘御
(
むすめご
)
容子
(
ようす
)
弄
(
もてあそ
)
得体
(
えたい
)
惹
(
ひ
)
戎橋
(
えびすばし
)
挙句
(
あげく
)
捌
(
さば
)
捗
(
はかど
)
撲
(
なぐ
)
楢雄
(
ならを
)
歪
(
ゆが
)
泛
(
うか
)
浴衣
(
ゆかた
)
漁
(
あさ
)
猿股
(
さるまた
)
珈琲
(
コーヒー
)
生娘
(
きむすめ
)
界隈
(
かいわい
)
癇高
(
かんだか
)
白粉
(
おしろい
)
皺
(
しわ
)
眉間
(
みけん
)
瞼
(
まぶた
)
砒素
(
ひそ
)
秘訣
(
ひけつ
)
端書
(
はがき
)
綽名
(
あだな
)
腋臭
(
わきが
)
苦々
(
にがにが
)
莫迦
(
ばか
)
薦
(
すす
)
蜜柑
(
みかん
)
許
(
もと
)
賄
(
まかな
)
赧
(
あか
)
途々
(
みちみち
)
達磨
(
だるま
)