“輿地誌略”の読み方と例文
読み方割合
よちしりゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は『勧善訓蒙かんぜんくんもう』だの『輿地誌略よちしりゃく』だのを抱いて喜びの余り飛んでうちへ帰った昔を思い出した。御褒美ごほうびをもらう前の晩夢に見たあおい竜と白い虎の事も思い出した。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
西洋事情や輿地誌略よちしりゃくの盛んに行われていた時代に人となって、翻訳書で当用を弁ずることが出来、華族仲間で口が利かれる程度に、自分を養成しただけの子爵は、精神上の事には
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)