標題ひょうだい)” の例文
その記事は社会面に三段抜きで「河内園長の奇怪な失踪しっそう・動物園内に遺留いりゅうされた帽子と上衣」といったような標題ひょうだいがついていたように思う。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「これは標題ひょうだいとして乞食よりも更に結構に戴けます。一介の泥棒から大会社の社長へ」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
グローブ・リーダーの巻三には、『ロンドン見物』という標題ひょうだいもとに、写真入りでちゃんとくわしく出て居ります場所です
「君。ちょっとこのところを読んで見給え」辻永は鉛筆のお尻で、そこに書き並べられた標題ひょうだいを指した。
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「深夜の怪奇! 東京ビルの崩壊! 解けないその原因!」という標題ひょうだいがあるかと思うと、他の新聞にはまた、「科学的怪談! 蟹寺博士もついにさじを投げる。人類科学力の敗北!」
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「論文の標題ひょうだいは?」
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)