“大標題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおみだし85.7%
バナア・ライン14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『某信託会社の保護金庫内よりミイラ現わる』という大標題おおみだしで、勝田家の借りていた大金庫内のトランクからミイラが出たということが出ていました。
消えた霊媒女 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
ところが、そのうちにツイ二三日前のこと、フト眼に付いた社会面の大標題おおみだしを、何心なく見直してみると、彼は思わずドキンとして、老眼鏡をかけ直した。
老巡査 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
アメリカのジャアナリズムは「日本憲兵の野蛮性バアバリズム」という大標題バナア・ラインで一斉にこの事件をとりあげ、「コックスは自殺したのではなく、投げ落されるか、飛び降りを強要されたのだ」
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)