“乃枝”の読み方と例文
読み方割合
のえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あわてるな馬鹿野郎、下手人は女だぞ。萬吉のなついてゐない繼母のお乃枝のえではないぞ。それからお燗番のお島でもないぞ」
藤屋萬兵衞の後妻で、年が二十以上も違ふお乃枝のえといふのは、御新造と言はれても不思議のない若さで、一人つ子の萬吉にもまゝしい中だつたのです。
藤屋万兵衛の後妻で、年が二十以上も違うお乃枝のえというのは、御新造と言われても不思議のない若さで、一人っ子の万吉にもまましい仲だったのです。