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乃
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そこ
ふりがな文庫
“
乃
(
そこ
)” の例文
『
夫人
(
ふじん
)
は
牢屋
(
らうや
)
に
居
(
ゐ
)
る』と
云
(
い
)
つて
女王樣
(
ぢよわうさま
)
は
死刑執行者
(
しけいしつかうしや
)
に、『
此處
(
こゝ
)
へ
伴
(
つ
)
れて
參
(
まゐ
)
れ』
乃
(
そこ
)
で
其
(
そ
)
の
死刑執行者
(
しけいしつかうしや
)
が
箭
(
や
)
の
如
(
ごと
)
く
走
(
はし
)
り
去
(
さ
)
りました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
と勤務が堅いから
忽
(
たちま
)
ち評判が高くなりました。
乃
(
そこ
)
で有助という、根岸にいた時分に使った者を下男に致しまして、新規に
林藏
(
りんぞう
)
という男を置きました。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
乃
(
そこ
)
でペインに「小生も
貴君
(
きくん
)
と同様の事業を
企
(
くはだ
)
て居り候へども、貴君の
既
(
すで
)
に之を完成されたるは結構千万の儀にて、
先鞭
(
せんべん
)
の功は小生よりお譲り
可申
(
まうすべく
)
云々
(
うんぬん
)
」
リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
乃
(
そこ
)
でまた媒妁人を呼びにやると、媒妁人は花聟が戻つて來たのだと早合點して、喜びながら飛んで來たが、自分の役目は若い男女を取持つのでなくて
ごりがん
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
乃
(
そこ
)
で彼は
忽
(
たちま
)
ち仲間の放浪芸術家たちを呼び寄せ、カフェからカフェへ居酒屋から居酒屋へ、久々で盛大なる「宴会」を催おし浩然の気を養った挙句、単独でモナコへ渡り
放浪作家の冒険
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
▼ もっと見る
乃
(
そこ
)
で叟の
言
(
い
)
ふには『
如何
(
どう
)
です、石は
矢張
(
やは
)
り
貴君
(
あなた
)
の物かね、それとも
拙者
(
せつしや
)
のものかね。』
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
そしてそれをそうした学者は当時同局に勤務していた小野
職慤
(
もとよし
)
氏であって、
畢竟
(
ひっきょう
)
同氏の学力が足らずその真相がよく呑み込めなかったので
乃
(
そこ
)
でその辺の事実を取り間違えたのである。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
乃
(
そこ
)
で、
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
でもそれに
調子
(
ちょうし
)
を
合
(
あ
)
わせて
生活
(
せいかつ
)
するように
致
(
いた
)
し、
丁度
(
ちょうど
)
現世
(
げんせ
)
の
人達
(
ひとたち
)
が
朝
(
あさ
)
起
(
お
)
きて
洗面
(
せんめん
)
をすませ、
神様
(
かみさま
)
を
礼拝
(
らいはい
)
すると
同
(
おな
)
じように、
私
(
わたくし
)
も
朝
(
あさ
)
になれば
斎戒沐浴
(
さいかいもくよく
)
して、
天照大御神様
(
あまてらすおおみかみさま
)
をはじめ
奉
(
たてまつ
)
り
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
乃
(
そこ
)
で
種々
(
いろ/\
)
押問答
(
おしもんだふ
)
しましたが、
愛
(
あい
)
ちやんの
方
(
はう
)
でも
別段
(
べつだん
)
巧
(
うま
)
い
理屈
(
りくつ
)
も
出
(
で
)
ず、
殊
(
こと
)
に
芋蟲
(
いもむし
)
が
非常
(
ひじよう
)
に
不興
(
ふきよう
)
げに
見
(
み
)
えたので、
愛
(
あい
)
ちやんは
早速
(
さつそく
)
戻
(
もど
)
りかけました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
長「黙れ、其の方がどうも其の姿や
顔色
(
がんしょく
)
にも
愧
(
は
)
じず、千代に惚れたなどと
怪
(
け
)
しからん奴だなア、
乃
(
そこ
)
で手前が割ったというも本当には出来んわ、馬鹿々々しい」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
乃
(
そこ
)
で今年の
七夕
(
たなばた
)
は天の川が不意の洪水で、待ちに待つた逢瀬を妨げられるのであらうか。
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
乃
(
そこ
)
で
今度
(
こんど
)
は
産土
(
うぶすな
)
の
神様
(
かみさま
)
にお
願
(
ねが
)
いして、その
御計
(
おはか
)
らいで
首尾
(
しゅび
)
よく
妊娠
(
にんしん
)
させて
戴
(
いただ
)
きましたが、これがつまり
神
(
かみ
)
の
申子
(
もうしご
)
と
申
(
もう
)
すものでございましょう。
只
(
ただ
)
その
詳
(
くわ
)
しい
手続
(
てつづ
)
きは
私
(
わたくし
)
にもよく
判
(
わか
)
りかねますので……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
乃
(
そこ
)
でそれが
再
(
ふたゝ
)
び
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
せないやうに、
愛
(
あい
)
ちやんはそれを
腋
(
わき
)
の
下
(
した
)
へ
壓
(
お
)
し
込
(
こ
)
み、それからその
友達
(
ともだち
)
と
猶
(
な
)
ほも
談話
(
はなし
)
を
續
(
つゞ
)
けやうとして
戻
(
もど
)
つて
行
(
ゆ
)
きました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
人を
不具
(
かたわ
)
にする非道な事をする、東山てえ奴は悪人だと人に
謂
(
い
)
わせるように、御先祖さまが
遺言状
(
かきつけ
)
を
遺
(
のこ
)
したアだね、然うじゃアごぜえませんか、
乃
(
そこ
)
でどうも私も奉公して
居
(
い
)
るから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
落語
(
らくご
)
の
濫觴
(
らんしやう
)
は、
昔時
(
むかし
)
狂歌師
(
きやうかし
)
が
狂歌
(
きやうか
)
の
開
(
ひらき
)
の
時
(
とき
)
に、
互
(
たがひ
)
に手を
束
(
つか
)
ねてツクネンと
考込
(
かんがへこ
)
んで
居
(
を
)
つては
気
(
き
)
が
屈
(
くつ
)
します、
乃
(
そこ
)
で
其合間
(
そのあひま
)
に世の中の
雑談
(
ざつだん
)
を
互
(
たがひ
)
に語り
合
(
あ
)
うて、一
時
(
じ
)
の
鬱
(
うつ
)
を
遣
(
や
)
つたのが
濫觴
(
はじまり
)
でござります。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
矢張
(
やはり
)
判者
(
はんじや
)
を
置
(
お
)
く
方
(
はう
)
が
宜
(
よ
)
からうと
云
(
い
)
ふので、
烏亭焉馬
(
うていえんば
)
を
判者
(
はんじや
)
に
致
(
いた
)
し、
乃
(
そこ
)
で
狂歌師
(
きやうかし
)
の
開
(
ひらき
)
と共に
此落語
(
このらくご
)
の
開
(
ひらき
)
もやらうと
云
(
い
)
ふ事になり、
談洲楼焉馬
(
だんしゆうろうえんば
)
が
判者
(
はんじや
)
で、
四方
(
よも
)
の
赤良
(
あから
)
が
補助
(
ほじよ
)
といふ事で、
披露文
(
ちらし
)
を配つたが
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“乃”の解説
乃(だい)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
乃
漢検準1級
部首:⼃
2画
“乃”を含む語句
乃公
乃至
木乃伊
乃舅
乃父
犬塚信乃
乃翁
乃木大将
乃木
信乃
宇乃
喜乃
乃祖
乃枝
乃木希典
木乃伊取
欸乃
余乃
木伊乃
士乃
...