“あにい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兄哥81.7%
兄6.5%
大哥4.8%
哥兄2.7%
哥児1.1%
阿兄1.1%
亭主0.5%
壮佼0.5%
義兄0.5%
阿哥0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はァて、己れも長兵衛だ、潔く死なしてくれ」の一言を遺して水野の屋敷へ単身に乗ッ込んだ先祖の兄哥(あにい)を俟つまでもないこと
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
「さうです。貴君(あなた)のお兄(あにい)さんの臨終に居合したたつた一人の人間は私です。お兄さんの遺言を聴いたたつた一人の人間も私です。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
小粋なモーニングに山高帽、苦み走った一文字眉、剃立ての顎も青み渡った勇肌(いなせ)な哥兄(あにい)。恭々しく一礼すると
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
時次郎 哥児(あにい)達に苦情がなければ、あっしはどこへでも飛び込ンますでござんす。
沓掛時次郎 三幕十場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
店のおかみが笑うと、助阿兄(あにい)もどうやら理解したらしく、「なんだ、そんなことか……」ときまり悪そうにつぶやいて、そそくさと店を飛び出して行った。
瘤 (新字新仮名) / 犬田卯(著)
私は亭主(あにい)に何(ど)んなに小言を云われたか知れやアしないよ、死んでしまうという置手紙が出たもんだから、死ぬ程のことだのに、様子の知れねえことが有るものかって
あれサ、宜(い)いから泊んなよ、おらン家(ち)の亭主(あにい)は慈悲深(なさけぶか)い人だから何も気遣するにゃア及ばねえ、事に依ると単物の一枚(めえ)ぐれえくれるぜ、遠慮しねえが宜い、親方が帰ったら己(おれ)が話を
どこも変らず、風呂敷包を首に引掛けた草鞋穿(わらじばき)の親仁(おやじ)だの、日和下駄で尻端折(しりはしょ)り、高帽という壮佼(あにい)などが、四五人境内をぶらぶらして、何を見るやら、どれも仰向いてばかり通る。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おお、そのお義兄(あにい)様は、お健康(たっしゃ)で?」
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
素通(すどお)し眼鏡をかけたイナセな村の阿哥(あにい)が走る。「ありゃ好い男だな」と他村の者が評する。耳の届く限り洋々たる歓声(かんせい)が湧(わ)いて、理屈屋の石山さんも今日(きょう)はビラを書き/\莞爾〻〻(にこにこ)上機嫌で居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)