“あにき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兄哥70.7%
兄貴14.3%
9.0%
阿兄3.8%
哥兄0.8%
義兄貴0.8%
義哥0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄哥あにき、随分人に気を揉ませるじゃねえか、こんな所に潜り込んでいるんだもの、いくら探したって分りッこはありゃしねえ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこでこんどはしばらくこの仲間なかま屋敷へも帰らねえから、兄貴あにきはここで冬を越すとも、まためて京都へ立つなりときにしてくれ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
位牌と婚礼させるなんてえ馬鹿/\しい事が、い年をして己の口から万年町のあにきに云えますか、私には云えない、本当に馬鹿な話だから、サッサと帰しなよ
森「己の所の旦那が阿兄あにきのことをア云う気性だから大丈夫だと安心していたがねえ、まア出牢で目出度めでてえや」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
哥兄あにきや二階で木遣の稽古、音頭取るのがアリヤ良人うちのひとエンヤラナ……
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
(いつかきっと、義兄貴あにきのうらみをはらしてくるるぞ)
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義哥あにきは棒使いの名人だ。二つも食ったら参っちまうぜ」
(新字新仮名) / 魯迅(著)