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大哥
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あにい
ふりがな文庫
“
大哥
(
あにい
)” の例文
「お察しの通り、藤代の御屋敷へ行くんですが、まだ誰にも
馴染
(
なじみ
)
がないもんですから、こちらの
大哥
(
あにい
)
に連れて行って貰わなければ……」
半七捕物帳:27 化け銀杏
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
『イヨー、
大哥
(
あにい
)
』
二十三夜
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
そのお駒が突然に冥途へ鞍替えをしたのであるから、伊勢屋の店は引っくり返るような騒ぎになった。土地の
素見
(
ひやかし
)
の
大哥
(
あにい
)
たちも眼を皿にした。
半七捕物帳:31 張子の虎
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
すると、相手はせゝら笑って、「へん、刺青もねえ癖に、乙う
大哥
(
あにい
)
ぶって肌をぬぐな。」とか、なんとか云ったそうです。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「おい、
大哥
(
あにい
)
。わっしになにか用でもあるのかえ。花見どきに人の腰を狙ってくると、
巾着切
(
きんちゃっき
)
りと間違げえられるぜ」
半七捕物帳:30 あま酒売
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
背中一面の
刺青
(
ほりもの
)
をみて、威勢が好いとか
粋
(
いき
)
だとかいう人は、その威勢の好い男や粋な
大哥
(
あにい
)
になるまでの苦しみを十分に察してやらなければなりません。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
大哥
(
あにい
)
、ひどく器量が悪いじゃあねえか」と、半七は溝から這いあがって声をかけた。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「やあ、神田の
大哥
(
あにい
)
ですか。お珍らしゅうございますね。まあお上がんなさい」
半七捕物帳:02 石灯籠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
大哥
(
あにい
)
。多吉の大哥。すまねえが助けてくれ」
半七捕物帳:14 山祝いの夜
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
大哥
(
あにい
)
、なにもかも申し上げます」
半七捕物帳:02 石灯籠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「おい、あにい、寅
大哥
(
あにい
)
」
半七捕物帳:09 春の雪解
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
哥
漢検1級
部首:⼝
10画
“大哥”で始まる語句
大哥風