“阿哥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あにい50.0%
おあにい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素通すどおし眼鏡をかけたイナセな村の阿哥あにいが走る。「ありゃ好い男だな」と他村の者が評する。耳の届く限り洋々たる歓声かんせいいて、理屈屋の石山さんも今日きょうはビラを書き/\莞爾〻〻にこにこ上機嫌で居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
要するに少しずつ根気よく彫って行くのが法で、いくら焦っても急いでも、半月や一月で倶利迦羅紋々の立派な阿哥おあにいさんが無造作に出来上るというわけにも行かないのです。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)