「——義姉さんに遠慮することなんかありやしない、そのうち、兄さんと相談してあんたの身の立つやうにしたげるわ、きつと」
「ええ、お友達のお義姉さまに赤ちゃんが生れたのよ、それでお祝いを持って行かなくちゃならないの、夕方までには帰るわ」
「お義姉さまは、全然お子様達の勉強に、無関心でいらっしゃるの、それとも何かにつけて、干渉なさるのですの。」
「こんな淋しいところに辛抱してゐられて? 感心ね。お家ぢや、あたしとあなたとがゐなくつて廣々したと、兄さんや義姉さんは思つてるに違ひないのよ。」
“義姉”の意味
“義姉(義兄弟姉妹)”の解説
義兄弟姉妹の例
AからはB弟は義弟、B弟からはAは義兄か義姉
BとB弟妻は義兄弟姉妹だがAとB弟妻は法的な義兄弟姉妹ではない
義兄弟姉妹(ぎけいていしまい)は、姻族もしくは法定血族による兄弟姉妹である。
兄弟姉妹の配偶者、配偶者の兄弟姉妹(以上姻族)、養親の実の子供、実親の養子、同一の養親の養子同士(以上法定血族)が、対象者から見た義兄弟姉妹にあたる。なお、兄弟姉妹の配偶者の兄弟姉妹、配偶者の兄弟姉妹の配偶者、親の再婚相手の連れ子(連れ子同士)は対象者の姻族でも法定血族でもないので、本項でいう(法的な意味での)義兄弟姉妹には当たらない。
(出典:Wikipedia)