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かうしよく
語句 | 割合 |
好色 | 50.0% |
耕織 | 25.0% |
香燭 | 25.0% |
ぞ
迷しける
中近隣の社人
玉井大學の若黨に源八と
云者ありしが
常々通仙の見世へ來ては
話しなどして出入りしに
此者至て
好色なれば娘お高を
見初兩親の見ぬ時などは
折々手を
此一家の
者すべて
篤実なれば
耕織を
勤行、
小農夫なれども
貧からず、
善男をもち
良娵をむかへ
好孫をまうけたりとて一
村の人々
常に
羨けり。かゝる
善人の
家に天
災を
下ししは
如何ぞや。
今の
三一阿闍梨は
何某殿の
三二猶子にて、ことに
三三篤学修行の聞えめでたく、此の国の人は
三四香燭をはこびて
帰依したてまつる。