“善男”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんなん66.7%
よきせがれ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我れ三文字屋(さんもんじや)金平(きんぴら)夙(つと)に救世(ぐせい)の大本願(だいほんぐわん)を起(おこ)し、終(つひ)に一切(いつさい)の善男(ぜんなん)善女(ぜんによ)をして悉(ことごと)く文学者(ぶんがくしや)たらしめんと欲(ほつ)し、百で買(か)ツた馬(むま)の如くのたり/\として工風(くふう)を凝(こら)し
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵、三文字屋金平(著)
殊(こと)に娘(むすめ)が十六七、女盛(をんなざかり)となつて来(き)た時分(じぶん)には、薬師様(やくしさま)が人助(ひとだす)けに先生様(せんせいさま)の内(うち)へ生(うま)れてござつたといつて、信心(しん/″\)渇仰(かつがう)の善男(ぜんなん)善女(ぜんによ)? 病男(びやうなん)病女(びやうぢよ)が我(われ)も我(われ)もと詰(つ)め懸(か)ける。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此一家(このいつか)の者(もの)すべて篤実(とくじつ)なれば耕織(かうしよく)を勤行(よくつとめ)、小農夫(こびやくしやう)なれども貧(まづし)からず、善男(よきせがれ)をもち良娵(よきよめ)をむかへ好孫(よきまご)をまうけたりとて一村(そん)の人々常(つね)に羨(うらやみ)けり。かゝる善人(ぜんにん)の家(いへ)に天災(わざはひ)を下(くだ)ししは如何(いかん)ぞや。